- 2024.11.11
- ニュース
- 【学会発表/口演】岡本里香(TRI 学術研究推進室・医療開発研究グループ・デジタルイノベーショングループ所属)が第44回 医療情報学連合大会において共同演者として発表を行います。
【発表概要】
日 時:2024年11月23日(土) 8:00 ~9:15
ハイパーデモ 2
医薬品情報のマッピングと構造化に向けた取り組み
~医薬品インタビューフォームのマッピングと医薬品情報相互運用システム「DI-IS」の開発~
松本 大毅*1、岡本 里香*2、安倍 理加*3、中津井 雅彦*4、若林 進*5,6
*1株式会社CMCエクスメディカ、*2神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター、*3国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究センター、*4山口大学大学院医学系研究科・医学部附属病院 細胞デザイン医科学研究所、*5杏林大学医学部付属病院、*6東京医療保健大学医療保健学部
【発表内容】
現行、医療用医薬品添付文書(電子添文)、医薬品インタビューフォーム(IF)、医薬品リスク管理計画書(RMP)、患者向医薬品ガイドなどの医薬品関連文書は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のウェブサイト内にある医薬品情報提供ページに掲載され、その多くがPDF形式で入手できるが、PDF形式での医薬品情報は「活用できないデジタル化」とも言われ、相互運用性に欠けている。本研究では、各文書の特性や特徴を補完しながら、各文書をリンクすることで、相互運用可能な「役に立つデジタル化」の実現を目指して、医薬品情報のマッピングと構造化について検討した。
今般、株式会社CMCエクスメディカが主体となって電子添文とIFのコンテンツ間が連携し相互運用できるように、医薬品情報相互運用システム「DI-IS」を開発し、医薬品情報の相互運用性を向上させることができた。今後は、IFだけでなく、RMPなどのさまざまな文書も相互運用できるようにし、より迅速で有用な医薬品情報の提供が可能になると期待している。
【学会概要】
学会名:第44回 医療情報学連合大会(第25回日本医療情報学会学術大会)
テーマ:デジタルヘルスの新未来
会 期:2024年11月21日(木)~24日(日)
会 場:福岡国際会議場・福岡サンパレス
URL:https://jcmi44.org/