- 2024.09.13
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- 【記者会見】日本IBMとFBRIは、日本のドラッグ・ラグ/ロス解決と創薬力強化に向けて、 生成AIと医療リアルワールドデータを活用したAI組み込み型の臨床開発を共同推進することを発表しました。
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構(理事長:成宮 周、以下、FBRI)と日本アイ・ビー・エム株式会社(代表取締役社長:山口 明夫、以下、日本IBM)は、2024年9月10日、両者が有するリソース、技術・知見等の提供についてのパートナーシップを締結し、日本のドラッグ・ラグ/ロス解決と創薬力強化に向けて、生成AIを含むAI技術と電子カルテ等の医療リアルワールドデータを活用した、AI組み込み型の臨床開発を推進し、臨床開発業務プロセス全体の業務変革支援に取り組むことを発表しました。
これまで、FBRIに属する医療イノベーション推進センター(センター長:川本篤彦、以下、TRI)と日本IBMは、一般社団法人ライフ・インテリジェンス・コンソーシアム(以下、LINC)のワーキング・グループでの活動を通じて大学病院、研究機関、製薬企業等と協議を重ね、電子カルテ等の医療リアルワールドデータを活用して、治験と患者を早期にマッチングすることで患者リクルーティングを効率化する施策の調査・検討をしてきました。今回、LINCでの検討を踏まえ、FBRIと日本IBMが新たに締結したパートナーシップに基づき、TRIと日本IBMは、AI組み込み型の臨床開発業務の実現による抜本的な課題解決に取り組みます。具体的には、TRIと日本IBMがその知見を出し合うことによって、今後、以下の7つの機能をはじめとするシステムを開発し、将来的には臨床開発業務全般にわたり生成AIや従来型AIを活用していくことを目指します。
TRIと日本IBMは、特に治験長期化に影響の大きい患者リクルーティングの早期化に寄与する電子カルテ検索支援および治験患者マッチングに関して、医療機関や製薬企業と連携してシステムの開発と実用性評価を行います。そして、AI技術と医療リアルワールドデータを活用したAI組み込み型の臨床開発の実現と社会実装により、臨床開発期間の短縮とコストの削減、ひいては日本の「ドラッグ・ラグ」や「ドラッグ・ロス」の解決と創薬力強化の一助になることを目指していきます。