2022.09.13
ニュース
【論文】「海外アカデミア発の新型コロナワクチンの治験を本邦で開始するまでにAROが経験した課題」についてTRIの関哲郎を筆頭著者としてTHERAPEUTIC RESEARCH(セラピューティック・リサーチ)に掲載されました。

 
TRIでは、以前より学術的な交流があった中国四川大学発のベンチャー企業(治験依頼者)が開発した新型コロナワクチンの本邦での第I/II相治験(本治験)支援業務を2020年4月に開始しました。本治験の準備においては、予想を超える課題と困難があり、その克服に1年を超える歳月を要し、ようやく2021年8月に開始に至りました。本稿では、本邦で本治験を開始するまでに我々が経験した課題および海外アカデミア発のシーズをAcademic Research Organization(ARO)が開発する意義について報告しています。

TRIではプロジェクトマネジメント、モニタリング、データマネジメント、統計解析を担当しました。

How to cite this article:
「海外アカデミア発の新型コロナワクチンの治験をわが国で開始するまでにAROが経験した課題」
関 哲郎(※1), 萩森 奈央子(※1), 赤井 奈都(※1), 藤田 靖之(※1), 西村 秀雄(※1), 陶 亭羽(※2) , 劉 苗苗(※2) ,魏 于全(※3) , 川本 篤彦(※1)

※1 関 哲郎, 萩森 奈央子, 赤井 奈都, 藤田 靖之, 西村 秀雄 , 川本 篤彦
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター 

※2 陶 亭羽 , 劉 苗苗
思尼特生物科技有限公司

※3 魏 于全
四川大学華西病院生物治療国家重点実験室

THERAPEUTIC RESEARCH.2022;43(8): 689-94
https://www.lifescience.co.jp/tr/index.html