2022.03.22
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【論文】新規蛍光プローブ:6-アミノ-2,2'-ビピリジン骨格を有する5-(4-methoxyphenyl)-4-(methylsulfanyl)-[2,2'-bipyridin]-6-amine (6(rBpyZ))の設計、合成について、TRIの萩森奈央子を共著者としてMolecules誌に掲載されました。

新規蛍光プローブ:6-アミノ-2,2'-ビピリジン骨格を有する5-(4-methoxyphenyl)-4-(methylsulfanyl)-[2,2'-bipyridin]-6-amine (6(rBpyZ))の設計、合成について、TRIの萩森奈央子を共著者としてMolecules誌に掲載されました。

本論文では主に以下の内容を掲載しています。
・新規なレシオメトリック蛍光プローブとして6-アミノ-2,2'-ビピリジン骨格であるピリジン-ピリミジンを基盤とした化合物を設計、合成した。
・ヒト肺腺癌細胞を用いた蛍光イメージングにより、細胞膜透過性が良好で、内因性不安定Zn2+を明瞭に可視化できることが明らかになった。これらの結果は、レシオメトリック蛍光プローブ6(rBpyZ)がZnの役割を理解するための貴重なツールとして大きな可能性を示唆している。


How to cite this article:
Hagimori M, Hara F, Mizuyama N, Fujino T, Saji H, Mukai T
High-Affinity Ratiometric Fluorescence Probe Based on 6-Amino-2,2'-Bipyridine Scaffold for Endogenous Zn 2+ and Its Application to Living Cells
Molecules. 2022 Feb 14;27(4):1287. DOI: 10.3390/molecules27041287
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35209077/