2021.08.27
ニュース
【学会発表】ARO協議会第8回学術集会において「JSTライフサイエンス研究成果の医療研究開発への応用」セミナーを開催します。

【発表概要】
タイトル:
 JSTライフサイエンス研究成果の医療研究開発への応用-AROとの連携による課題解決の提案-

概  要:
科学技術振興機構(JST)と神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター(TRI)は、2018年度から連携して、JSTライフサイエンス研究成果・技術(JST成果)を医療分野へ展開する事業(本事業)を推進している。
JST成果として、従来の技術では見えなかった生体構成成分の可視化、計測、発現制御など数多くの新技術が創出されている。これらの新技術によって医療研究開発上の課題解決、研究加速の可能性が期待されるが、潜在的なニーズがあるにも関わらず、現時点では必ずしも有効な活用には至っていない。大きな要因として医療関係者と連携するための機会が十分でないことがあり、本事業では支援の一環としてJST成果の情報発信と連携の提案を行っている。
本セミナーでは7名の研究者の方々にJST支援によって創出された技術を紹介して頂く。いずれもユニークな革新的技術であり、また、医療研究開発における活用例や共同研究などについても提案して頂いているため、医療研究開発に携わる方々には是非ご視聴のうえご検討頂きたい。
本セミナーをきっかけにJST成果へ関心が寄せられ、医療研究開発への活用が活発になれば幸いである。今後もAROと連携し、異分野融合によるsustainableな医療イノベーション創出に向けて活動していく。



【プログラム】135分
(司  会)TRI
(座  長)芹沢 功(JST 戦略研究推進部 本事業担当)
(座  長)川本篤彦(TRI センター長/ARO協議会理事)

1    開会・座長紹介:TRI

2    JST挨拶:金子博之(JST 戦略研究推進部 部長)

3    事業紹介:TRI JST成果展開技術調査事業チーム
 「JSTライフサイエンス研究成果の医療研究開発への応用
 -AROとの連携による課題解決の提案-」

4    座長挨拶・演題紹介:川本篤彦(TRIセンター長/ARO協議会理事)

5  研究紹介:
5.1    田原 樹(国立研究開発法人情報通信研究機構 電磁波研究所)
「顕微鏡に蛍光3Dや無染色細胞計測の機能を与えるホログラフィ測定ユニット」

5.2    永井健治(大阪大学 産業科学研究所 先導的学際研究機構)
「部分と全体を同時に観察可能なトランススケールスコープ "AMATERAS"/オールインワン発光顕微鏡システム」

5.3    山下隼人(大阪大学大学院基礎工学研究科附属極限科学センター)
「生細胞を高時空間分解能で可視化する高速AFM技術の開発」

5.4    木下祥尚(九州大学理学研究院化学部門)
「細胞膜ドメイン(脂質ラフト)を作用点とする薬剤の探索法と、その実例」

5.5    岡田康志(理化学研究所・生命機能科学研究センター / 東京大学 学系研究科・分子細胞生物学専攻, 理学系研究科・物理学専攻)
「エピゲノム状態・転写・代謝など細胞状態を可視化する蛍光プローブ技術」

5.6    谷口雄一(京都大学 高等研究院)
「1分子検出に基づく次世代型生化学分析法の開発」

5.7    鐘巻将人(国立遺伝学研究所 分子細胞工学研究室)
「AID2による細胞および動物個体における迅速なプロテインノックダウン」

6    座長総括:芹沢 功(JST)

7    問合せ案内・閉会:TRI

【学会概要】
学会名:ARO協議会第8回学術集会
会 期:2021年9月10日-11日
会 場:Web開催
URL :http://www.convention-w.jp/aro2020/index.html

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