- 2020.01.07
- ニュース
- 【TRI支援案件】滋賀医科大学とダナン大学(ベトナム)が国際交流協定を締結しました。
協定の目的の一つに脊髄損傷治療法の開発
滋賀医科大学と、ベトナム社会主義共和国のダナン大学が、国際交流協定を12 月13 日に締結しました。なお滋賀医科大学は、近隣のダナン病院とも既に2019 年4月に協定を締結しています。
今回、協定の目的の一つとしてTRIが支援してきた脊髄損傷治療法の開発が挙げられています。
鈴木義久医師(滋賀医科大学形成外科学講座 兼 北野病院形成外科)、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 医療イノベーション推進センター(TRI)らのグループは、既にダナン病院で再生医療の共同研究を行っており、脊髄損傷患者19 例の臨床試験では、重篤な有害事象もなく、治療法の有効性が確認されています。
同治療法は、簡易な設備で実施できる低コストの再生医療であることから、モーターサイクル事故による脊髄損傷が多発する同国や他の発展途上国でその開発が強く求められています。
今後、本臨床研究の進展に合わせて、滋賀医科大学はダナン大学で基礎研究を計画するとの事です。
詳しくは、滋賀医科大学のお知らせをご参照ください。
滋賀医科大学 お知らせ (滋賀医科大学のウェブサイトへ)
関連記事はこちら
TRI News Letter No.3 (2017.1)
P06 グローバル事業報告
【ベトナム】 自己骨髄単核球の髄腔内投与による脊髄損傷治療の国際共同研究スタート
(PDF ダウンロード)