医療開発研究グループ
学術研究推進室 R.O.さん

自己紹介

 
 2021年入職
 医療開発研究グループ学術研究推進室(RP室)
 以前は、医薬医療機器総合機構(PMDA)に約7年在職していました。PMDAでの経験を活かし、大学での臨床研究支援及び医薬品開発の治験・臨床研究から製造販売後に係る人工知能(AI)活用に関する研究を行っています。
 現在は当該研究とともに、2021年にTRIに入職し、治験支援のプロジェクトマネジメント業務を行っています。2022年には学術研究推進室(RP室)が新設され、室長に就任いたしました。
 趣味は硬式テニスです。学生時代は「試合に勝つこと」に意味がありましたが、現在は勝負抜きで楽しむようにしています。また、最近ボーリングを始めましたが、毎月の試合では「常に平常心」で「同じ動作」をすることがこんなに難しいものかと感じています。


仕事について

 学術研究推進室(RP室)では、TRI各部門の日常業務から研究テーマを発掘し、ARO※業務としての臨床研究・治験の支援業務効率化、品質管理に必要な手法・概念を生み出すため支援を行っています。このようなTRIの取組みやチャレンジ内容を各部門から学会発表するための支援も行っています。
 また、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)や科学研究費助成事業(科研費)などの公的研究資金への応募を積極的に行い、資金獲得の実績も増えてきました。公的資金獲得のためには、綿密な目的、計画、研究方法、スケジュールを提案書として作成する必要があります。提案書作成の過程で、関係者間にて議論を重ねることにより、より具体的な課題を整理できます。提案書の作成から業務の課題抽出、課題に対するアプローチの検討、各マイルストンでの学会発表、といった一連の活動を循環させることにより、TRI各部門のイノベーションを目指しています。
 働き方については、TRIにはフレックス制度があるため、早めに業務を開始したり終了したりするといった柔軟な働き方が可能なため、プライベートの時間もしっかり確保できます。

 ※ARO:Academic Research Organization。研究機関や医療機関等を有する大学等がその機能を活用して、医薬品開発等を含め、臨床研究・非臨床研究を支援する組織。
 


やりがい

 RP室では、各部門からの取組み・課題を部門横断的に把握することにより、これまで知り得なかった他部門の活動等を共有し、課題解決のために共同して参画することが積極的に行えるようになりました。このように部門間でコミュニケーションをとることにより、通常業務での縦割りの関係を超えた信頼感が生まれ、互いに尊重しあえ、よいメンバーシップに繋がっていて、これを実感できることにやりがいを感じています。
 また、TRIの臨床研究・治験支援業務にAIを活用できないかと考え、所属している大学の研究の場を用い、RP室のメンバーと外部企業・大学との共同研究を開始できました。このような先駆的な取り組みができることもTRIで働くことの魅力のひとつです。
 

将来について

 臨床研究・治験の促進は国内での重要課題であり、TRIから臨床研究・治験の効率化に向けたツール・手技を発信できる日を楽しみにしています。
 

学術研究推進室の紹介(約3分30秒)