我が国のアカデミアにおける初めてのデータセンター・解析センターとして、2002 年に文部科学省と神戸市によって創設された臨床研究情報センター(TRI)は、2003 年に現在のビル完成に伴って正式に稼動を開始し、2008 年 6 月 30 日をもって開所 5 周年を迎えました。 TRI はこの間、皆様方の温かいご理解とご支援によって順調に発展し、我が国におけるトランスレーショナルリサーチ、臨床研究・臨床試験推進の一翼を担うに至っております。 TRI はすべての研究者と医師にいつでもご利用いただける開かれた支援組織で、臨床試験の計画から解析まで一貫してお手伝いさせていただいております。

私たちの目指すゴールは重要な疾患における予後向上です。そのために診断・治療・予防にわたる、様々な研究を推進するとともに研究と診療に必要な最新の情報を発信しています。例えば、がんについては、米国国立がん研究所と提携し、世界最大かつ最新のがん情報を全世界に日本語で提供しています。

開所から 5 年余が経ち、終結する臨床試験も増えており、重要な成果が出つつあります。現在、医薬品の開発・医療技術の革新は国際的に激しい競争下にあります。ますます、臨床研究・臨床試験の効率化とコストダウン、スピードが求められるようになっています。 TRI は、国際的にもリーダーシップをとれるよう、多くの困難を乗り切りながら、様々な技術革新を進めています。それによって我が国の臨床研究・臨床試験の一層の発展を通じて、国民の健康の向上に貢献します。
皆様方の引き続きのますますのご鞭撻をお願い申し上げます。

福島雅典
Masanori FUKUSHIMA
1948年11月30日生。
(公財)先端医療振興財団
臨床研究情報センター
センター長(兼 研究事業統括)
京都大学名誉教授
前 京都大学医学部附属病院
探索医療センター検証部教授
同外来化学療法部長
 
2009年 4月 センター長 福島雅典
 
福島雅典(Masanori FUKUSHIMA) プロフィール
過去四半世紀にわたって一貫して、がんの内科医として、がんの標準治療の実践とその普及につとめるとともに、わが国の医療の民主化ーインフォームドコンセント、セカンドオピニオンの確立と普及、薬害防止のための科学の確立・普及と実践、医療の科学的基盤の構築整備ならびに臨床科学の確立と普及に貢献し、現在もその活動を鋭意続けている。
世界中で聖書の次に読まれている書物、医師のバイブルと呼ばれるメルクマニュアル日本語版の監訳・監修責任、米国国立がん研究所が全世界に配信する、がん診療に関する世界最高最新のデータベースPDQRの日本語版総責任者でもある。
 
 
 
 
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