脂肪吸引術によって摘出し医療廃棄物となった脂肪組織を、共同研究機関(バイオマスター)が患者の合意により3採取医療機関より提供を受け、特定の純化処理を行い脂肪組織由来細胞群を得る。
カルディオは、下記の(@)〜(C)に相当する実験をマウス・ラット・ブタなど動物細胞を用いて検討し、間葉系幹細胞の生着・増殖・分化、血管新生・心筋保護効果などの基本原理や実験条件などについて十分な知見を得る。その上で、上記ヒト脂肪組織由来細胞群の提供を受けて以下の研究を行う。 |
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(i) 抽出脂肪組織由来細胞群につき,細胞生存率,形態,細胞表面抗原(間葉系細胞マーカー,血球マーカーなど),遺伝子発現(各種血管内皮細胞マーカー,間葉系細胞マーカー及び血球細胞マーカー遺伝子)を解析する。 |
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(ii) VEGF,EGF,IGF-1添加EBM-2培地による血管前駆細胞(EPC)培養を行い,
血管内皮細胞を増生させ,上記のマーカー遺伝子及び表面抗原を解析する。
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(iii) 間葉系幹細胞培養(MSC,CFU-F培養など)を行い,さらに,骨・軟骨・脂肪細胞・血管内皮細胞などへの分化アッセイを行う。 |
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(iv) SCF,IL-3,GM-CSF及びEPO添加培地により造血細胞培養を行い,血球分化マーカー遺伝子発現,血球コロニー(methylcellulose
colony)の検討を行う。 |
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(v)レトロウイルス・ベクターによりGFP(緑色蛍光蛋白)標識したEPC及び造血細胞をnudeマウスに移植して標識細胞のin
vivo分化・増殖能を検討する。 |
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(vi) nude(またはSCID)マウス(ラット)において虚血性疾患(下肢虚血,心筋梗塞)モデルを作成し,上記ヒト間葉系幹細胞を移植し,継時的に下肢血流や心臓左室駆出率を解析する。また,移植部を含む病変組織を病理学的に検討して血管新生・心機能回復・下肢血流改善等の効果を分析する。 |