臨床研究情報センター
Translational Research Informatics Center
プレスリリース
アクセスマップ
お問い合わせ
リンク集
HOME
TRI概要
事業と活動
施設
エデュテイメント
会員サービス


組織図

研究事業

倫理委員会

がん情報サイト

がんTR事業(文科省)

PG試験関連データベース



事業と活動
BIOINFO MATICIAN
人材育成
第1回バイオインフォマティシャン養成セミナー
バイオインフォマティクスとは何か 五條堀 孝
学問領域を明確に定義することは、一般に非常に難しい。とりわけ、新しい学問としての「バイオインフォマティクス」は、人によってその定義が大きく異なる。しかし、バイオインフォマティクスを次の2つの側面から定義すると、その全容が比較的に明らかになるように思われる。すなわち、1.現代の生命科学において、ゲノム情報に代表されるようにその大量性と複雑性から、情報科学をその主要な方法論として用いる学問領域、という側面と、2.生命現象を「情報の流れ」として捉え、システムとしての理解をしようという側面である。2つの側面は、ともに車の両輪のようなもので、ともに必要不可欠なものである。とりわけ、2.の側面は、ときとしてシステムズ・バイオロジーとか統合生命科学ともいわれ、更なる発展が期待されている。ここで、「統合」という意味を、何でもかんでも詰め込んでリンクさえ張ればよいという風潮がみれるが、決してそうではない。「総合」とは、ゲノムDNA・タンパク質・細胞内小器官・細胞・組織・器官・個体・集団・生態系といった生物学的階層性において異なる階層をなんらかの形で連結したり関連させたりすることと捉えたほうがいい。たとえば、形態的な表現形や病態を遺伝子レベルと相関させたり、細胞の癌化と遺伝発現制御で説明できれば、それは「統合」と呼んでもいいと考える。ただ、高次の階層における現象においては、多数の遺伝子やそのネットワークが関与している可能性が高いので、それらを複数の階層性を通して連結する必要があり、その意味では様々な生命情報の連結がよりよい「統合」を可能とするのである。こういう考え方こそが、バイオインフォマティクスの理解には必須であり、その理解なくしては方法論だけの開発研究のみに終わってしまう可能性がある。
前のページに戻る


Copyright (c) 2004 Translational Research Informatics Center All Rights Reserved. Top of  This Page